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病気を認める事の重要性(+本の紹介) [メンタルヘルス]

私は、抑うつ傾向がほとんどなく、身体症状が強いため、あまり気分のことを重要視しないところがあったのですが、それでも、気分によって治療の効果が変わる事を実感したことがあったので、書いてみたいと思います。

慢性疲労症候群でもうつ病でもそうなのですが、もっのすごく具合が悪くて、どうにも動けない状態にもかかわらず、血液検査などで異常が検出されません。そのため、検査を根拠に「あなたは○○病です」とはいかないわけで、患者はどうしても自分自身を疑ったり、責めるようになります。
「本当はできるんじゃないか?」
「怠けてるだけなんじゃないか?」
「気分が良ければできるんじゃないか?」
「こんなことになっているのは私だけなんじゃないか?」
などなど。
しかし、私もそうやって2年くらい苦しみましたが、どんなにステキなパーティでもどんなに楽しい友達でも、具合が悪い日は悪いのです。。。
でも、自分自身や身の回りの親切な人のムードだけで、「私は病気なんだから、病気なりの暮らしをしよう。」と心底思う事は難しかったです。

しかし、それなりによく書けている本を読むと、自分の症状をよく理解してもらえている内容の事が描かれており、「自分はまさにこの病気だわ!!」と思えるようになりました。

たとえば、
”原因不明の疲労に陥ってしまうと、無理をすること、手を抜く事が考えられなる時もあります。必要最小限の活動しかできず、手の抜きようがないからです。”(危ない!「慢性疲労」倉恒弘彦 他 著)




このように自分の状態にあてはまることが書いてある本を読んでいくと、だんだんと、自分が病気であることを心底認めることができるようになりました。そして、精神的に安定すると同時に、余計なことは考えず、療養に専念できるようになりました。

そして、精神的に安定し、療養に専念するようになって以降は、様々な治療に対してよく効果が出ていると感じるようになりました。


検査を根拠に「あなたは○○病です」とはいかない場合に、自分が病気であることを心底認めるのはなかなか容易ではないのですが、現状が病気であることを認める、ということは治療のためにとても重要な事ではないかと思うようになりました。

ちなみに、この本も良いです。慢性疲労症候群の実情を良く理解して書かれているので、良かったら読んでみてください。




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