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うつ病のこと [うつ病]

■心の病の社員増えた…企業の4割
(読売新聞 - 08月31日 19:50)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100831-OYT1T00850.htm

本件については色々な課題があるけれども、散々勉強した私としては、なにはともあれタイトルを修正したらいいのに、と思う。うつ病は「心」の病気ではなくて「脳」の病気であるということ。実際に病院に行くと、脳内物質をコントロールする薬が処方される訳で。心ではなく脳という点は正確に表現するべきではないかなーと。なぜ表現にこだわるかというと「心」と表現してしまうと、とんちんかんで的外れな捉え方をする人がなかなか減らないからです。

困るケース1。「気持ちの問題だ。」「精神的に弱いから。」「なまけている。」いう間違った思い込みを修正することができない人々。この手の人の問題点は、この手の人の発言やムードが患者の自然治癒力を低下させてしまう事と、患者に自殺念慮を与えやすいという点です。
ちなみに私の所感では、間違って捉えたまま頑なに修正できない人は、強がっているだけで本当は精神的に弱かったり、ゆがんでいたり、病んでいるように見える人が多く、無害でいてくれる人や理解のある人はむしろ精神的に強かったり安定している人が多いという印象があります。

困ったケース2。「憂鬱」と「うつ病」の区別がつかない人々。やっぱり、色々な事ができて、ただ憂鬱なだけなのに「うつっぽい」と言う人が増えると、本当のうつ病の人が「似たようなもの」ではないかと誤解されてしまう。んで本当のうつ病患者にまで「元気だしなよ。」とか「気分転換すれば?」などと、患者の自然治癒力を低下させてしまうような流れになってしまう。本当の患者には「治療」が必要であってそれは気分転換ではなく休養。。。また「憂鬱」と「うつ病」の混乱は、困るケース1のように「気持ちの問題だ。」などと間違った理解を導いてしまう危険性をはらんでいます。

うつ病は、実行上の予防策、診断方法、治療方法など、直接的な問題は山積みなのですが、それはさておき、
私は、残念ながら患ってしまった人に対して、他の病気と同じように解釈し、他の病気と同じように患者に対して適当なムードづくりをするという事が、患者の自然治癒力を向上させる、少なくとも低下させない、という点で大きな意味があると感じています。人間は機械ではないので自然治癒力の効用は意外と大きなものです。

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